年表の活用

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          観音寺市歴史年表
 石井省吾と言われる先生が、観音寺市の歴史年表(明治元年~昭和47年、105年間)を88頁にまとめてくれていた。
国内外の関連記事にも留意しながら、重要事項を簡潔・正確に記載した労作である。世間ではこのようなお堅い書籍を所持し、愛読されるわけではないが、図書館・学校関係では収蔵されている。このたび、その後の遺稿集をご子息が出版されたこともあり、本書をひもとくことになった。
 明治100年と呼ばれた時から早くも半世紀、明治150年というおぞましい歳月が流れた。もちろん、昭和90年も過ぎて、大正生まれの人も周囲に少なくなった時世である。
 昭和48年から今年平成28年まで42年間の市内外の出来事を本書の増補版として作るとなると、これは大変だ。5年~10年はかかる。寿命がない。誰かに頼むか。そんなことをしてくれそうな人はいない。やはり、魁から始めよで自分がやり出さねばなるまい。思い立ったが吉日、明日9月1日から始めよう。
 この先人のように自分で作成していた年表はない。自分は歴史家ではなく、文学者だ。虚実綯い混ぜて創作を事として生きて来た人間だ。しかし、まがりなりにもこれをしないでは気がすまない。昭和晩年から平成にかけて、身近にあったことがまとめられ、その中に生きた自分の半生を位置づけすることができれば、社会的市民の一人が浮き彫りにされるかもしれない。