2014-09-17 旅人、亡妻を偲ぶ歌 万葉歳時記 #短歌 大伴旅人の亡妻を偲ぶ歌 吾妹子が見し鞆の浦のむろの木は常世にあれど見し人ぞなき (『万葉集』 巻3ー446) 鞆の浦の礒のむろの木見むごとに相見し妹は忘らえめやも ( 〃 447) ★むろの木=現在のネズミサシ、モロダ 行くさには二人吾が見し此の崎をひとり過ぐれば心悲しも (巻3ー450 馬崎を過ぐる日作める歌) 吾妹子が植えし梅の樹見る毎に心咽せつつ涙し流る (巻3ー453 故郷の家に還りて作める歌)