為さずんば…

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慮らずんば胡ぞ獲ん、為さずんば胡ぞ成らん。
(おもんぱからずんばなんぞえん、なさずんばなんぞならん) 
  〔出典〕
弗盧胡獲、弗為胡成  『書経(太甲下篇)』
  『書経』=尚書ともいう。政治史・政教を記した中国最古の歴史書
   堯舜から夏・殷・周の帝王の言行録を整理した演説集。
殷王朝を支えた伊尹(いいん)という名補佐役が、殷四代目の帝である太甲を戒めた言葉。
〔意訳〕
思慮深くなければ、どうして成果をあげることができるだろうか、
 断固として実行しなければ、どうして目的を達成することができようか。
 後半部分は上杉鷹山の次の歌(子息への教訓)に影響を与えていると思われる。
  為せば成る為さねば成らぬ 何事も成らぬは人の為さぬなりけり