2014-04-27 山吹を詠んだ万葉歌 万葉歳時記 #短歌 かはづ鳴く神奈備川に影見えて今か咲くらむ山吹の花 (巻8-1435) 花咲きて実はならねども長き日に思ほゆるかも山吹の花 (巻10-1960) かくしあらば何か植ゑけむ山吹のやむ時もなく恋ふらく思へば (巻10-1907) 鴬の来鳴く山吹うたがたも君が手触れず花散らめやも (巻17-3968) 山吹の茂み飛び潜く鴬の声を聞くらむ君は羨しも (巻17-3971) 咲けりとも知らずしあらば黙もあらむこの山吹を見せつつもとな (巻17-3976) 山吹の花取り持ちてつれもなく離れにし妹を偲ひつるかも (巻19-4184)