2014-04-18 野老…万葉集にも源氏物語にも 源氏物語 #小説 . 皇祖神(すめろぎ)の神の宮人 野老葛(.ところづら) いや.常しくに 我かへり見む. (『万葉集』巻7.ー1133) 御寺のかたはら近き林に抜き出でたる筍、そのわたりの山に掘れる野老などの、 山里につけてはあはれなれば、たてまつれたまふとて、御文こまやかなる端に、お寺 近くの林に生え出した筍…山の産物として、筍と同じよう.に贈りものにされていた (『源氏物語』横笛) 【野老】トコロ ヤマノイモ科の蔓性の多年草。原野に自生。葉は心臓形で先がとがり、互生する。雌雄異株。夏、淡緑色の小花を穂状につける。根茎にひげ根が多く、これを老人のひげにたとえて野老(やろう)とよび、正月の飾りに用い長寿を祝う。根茎をあく抜きして食用にすることもある。おにどころ。 《新年》「野老売り声大原の里びたり 其角」