今月の源氏物語講座は「藤裏葉」

  〔今年月例『源氏物語』初講座〕
    大野原図書館 1月18日(土)   観音寺働く婦人の家 1月28日(火)
     ~「藤裏葉」の巻~
 「藤裏葉」は『源氏物語』五十四帖の巻名(第33帖) 
 内大臣が詠んだ「春日さす藤の裏葉のうらとけて君し思はば我も頼まむ」にちなむ。この巻で第一部が終わり、次巻「若菜」から第二部に入る切れ目の巻。
  藤の花の宴で内大臣はかねての仲であった娘の雲居雁と夕霧の結婚を認める。仲睦まじい夫婦の誕生に、源氏(39歳)は親心に嬉しく夕霧の辛抱強さを褒めてやる。内大臣も結婚させてみると後宮での競争の多い入内より、立派な婿を迎えた今の結婚の方が幸せだと分かり、心から喜んで夕霧を大切に扱うのだった。 翌朝、源氏に結婚の報告をした夕霧は、大宮がかつて住んでいた三条の邸を改装し、「雲居雁とそこで暮らす」ことを告げた。…明石姫君、入内。源氏、准太政大臣に。冷泉帝、朱雀院そろって六条院に行幸。源氏の感慨も一入であった。
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