2013-11-26 字の美しさに惑わされてはならない 万葉集 #短歌 糸+采 色=まだら 衣手尓 水澁付左右 殖之田乎 引板吾波倍 真守有栗子 (衣手に 水渋付くまで 植ゑし田を 引板我が延へ まもれる苦し) 巻8ー1634 原万葉集は、万葉仮名で書かれていた。読めればいいのだった。 それをどうだろう。後世、流麗な書の美に惑わされて、万葉の素朴・雄勁が失 われることにもなったのは、残念なことである。