私たちの好きな万葉歌

 私たちの好きな万葉集の歌ベストテン
                         みとよ万葉の会選定
 
田子の浦ゆうち出でて見ればま白にそ
 不尽の高嶺に雪は降りける 山部赤人 (三一八)
 
②あをによし奈良の都は咲く花の
にほふがごとく今盛りなり 小野老  (三二八)
 
③石走る垂水の上のさ蕨の萌え出づる
 春になりにけるかも 志貴皇子 (一四一八)
 
④新しき年の始めの初春の
今日降る雪のいや重け吉事 大伴家持(四五一七)
 
⑤東の野にかぎろひの立つみえて
かへり見すれば月傾きぬ 柿本人麿 (四八)
 
⑥あかねさす紫野行き標野行き
野守は見ずや君が袖振る 額田王 (二〇)
 
⑦春過ぎて夏来るらし白妙の
衣乾したり雨の香久山 持統天皇 (二八)
 
⑧熟田津に船乗りせむと月待てば
 潮も適ひぬ今は漕ぎ出でな 額田王 ()
 
⑨銀も金も玉も何せむに
勝れる宝子に及かめやも 山上憶良 (八〇三)
 
⑩家にあればけに盛る飯を草枕
旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子 (一四二)
 
  おなじみのものばかりにてすみません
      こと新しい歌ではなくて