2016-02-01から1日間の記事一覧

万葉の百花32「蓼」

万葉の百花32「蓼」 タデ科タデ属の植物の総称。イヌタデ・ハナタデ・オオケタデ・サクラタデなど。 2759: 我が宿の穂蓼古幹摘み生し実になるまでに君をし待たむ 3842: 童ども草はな刈りそ八穂蓼を穂積の朝臣が腋草を刈れ

万葉の百花31「ほほがしわ」

万葉の百花31「ほほがしわ」 わが背子が捧げて持てる厚朴(ほほがしわ) あたかも似るか青き蓋(きぬがさ) 巻19ー4204 おなたが捧げ持つほほがしわの葉は まことに青いきぬがさのようですね。 厚朴(ほほがしわ) 朴の木。モクレン科の落葉高木。山地に自生する…

万葉の百花30「馬酔木」

万葉の百花30「馬酔木」 (10首) アセビ(馬酔木、学名: Pieris japonica subsp. japonica)は、ツツジ科アセビ属の常緑低木。日本に自生。あしび、あせぼ。 馬酔木の名は、「馬」が葉を食べれば毒で酔うがごとくふらつくので。 166: 磯の上に生ふる酔木を…

万葉の百花29「紫陽花」

万葉の百花29「紫陽花」 アジサイ(紫陽花、学名 Hydrangea macrophylla)は、アジサイ科アジサイ属の落葉 低木の一種である。 あぢさゐの八重咲くごとく八つ代にをいませわが背子みつつ偲はむ 巻20-4448 言問はぬ木すらあぢさゐ諸弟らが練りのむらとに詐え…

万葉の百花28「蓮」

万葉の百花28「蓮」 万葉名「はちす」は、花托の形状を蜂の巣に見立てたとする。「はす」はその転訛。 水芙蓉、もしくは単に芙蓉、不語仙、池見草、水の花などの異称をもつ。 3826: 蓮葉はかくこそあるもの意吉麻呂が家なるものは芋の葉にあらし 3835: 勝間…

万葉の百花27「ねつこぐさ」

万葉の百花27「ねさこぐさ」 ねつこぐさ(翁草)オキナグサ(きんぽうげ科) 学名 Pulsatilla cernua 3508: 芝付の御宇良崎なるねつこ草あひ見ずあらば吾恋ひめやも (東歌に一首)

万葉の百花26「合歓」

万葉の百花26「合歓」 ネムノキ(合歓木、Albizia julibrissin)はマメ科ネムノキ亜科の落葉高木。 別名、ネム、 ネブ。夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来する。 漢字名の「合歓木」は、 中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされる のによる。…

万葉の百花25「ほよ」

万葉の百花25「ほよ」 寄生木 ヤドリギ Viscum album subsp. coloratum ビャクダン目 ... 古名 「保与」は 『万葉集』を初め『源氏物語』『枕草子』などにも登場 。 常緑 、小低木 、半寄生 、他の樹木の枝の上に生育 、団塊状の株を形成する。 あしひきの…

万葉の百花24「つつじ」

万葉の百花24「つつじ」 躑躅(つつじ) 白~、岩~ 185: 水伝ふ礒の浦廻の岩つつじ茂く咲く道をまたも見むかも 434: 風早の美穂の浦廻の白つつじ見れども寂しなき人思へば 1188: 山越えて遠津の浜の岩つつじ我が来るまでにふふみてあり待て 1694: 栲領巾の鷺…

万葉の百花23「韓藍」

万葉の百花23「韓藍」 韓藍(からあひ)は鶏頭説が有力。 384: 我がやどに韓藍蒔き生ほし枯れぬれど懲りずてまたも蒔かむとぞ思ふ 1362: 秋さらば移しもせむと我が蒔きし韓藍の花を誰れか摘みけむ 2278: 恋ふる日の日長くしあれば我が園の韓藍の花の色に出で…

万葉の百花22「はねず」

万葉の百花22「朱華(はねず)」 庭梅か、その他異説あり。 657: 思はじと言ひてしものをはねず色のうつろひやすき我が心かも 1485: 夏まけて咲きたるはねずひさかたの雨うち降らば移ろひなむか 2786: 山吹のにほへる妹がはねず色の赤裳の姿夢に見えつつ 3074:…

2月1日誕生日の35万の皆さん、おめでとうございます。

2月1日、誕生の全国の35万人の皆さん、おめでとうございます。 (拙句) 花菜雨まぼろしの母の傘が来る 雅舟 2月1日 【花】 ハナナ(アブラナ科) 【花言葉】 初々しい 【短歌】 一本の花菜のきいろみずみずとガラスの瓶に立ちあがりたり 鳥海昭子 春…