讃岐文芸紙碑

  今回の「讃岐文芸紙碑」で取り扱う人の吟味
 
 紙碑=世に知られていない物事や世に埋もれた人の生涯・業績などを書いた文章。     世=世の中(全国~地方)に見解の相違がある。
 ①高橋和巳三島由紀夫大江健三郎に準じて高く評価される作家。
          「紙碑」として取り上げるには、相応しくないが、あえて含めたい。
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 ②森川義信…詩誌「荒地」所属、鮎川信夫の畏友。『森川義信詩集』名詩「勾配」
          今では忘れられた存在。今ここで取り上げておきたい。(以下同じ)
 ③河田誠一…詩誌「東京派」所属。田村泰次郎と交友。『河田誠一詩集』がある。
          森川義信とほぼ同等。三中同窓(森川義信より七年先輩。明治末年)
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 ④島比呂志…ハンセン病作家。代表作「奇妙な国」「人間宣言
          らい予防法廃止、国家訴訟勝訴。
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 ⑤滝口春男…讃岐文芸戦後の基盤を築いた功労者。「こどもの国」「四国文学」創刊
          師弟関係では、石森信男ー滝口春男ー福岡行雄
 ⑥塔 和子…愛媛県より大島青松園へ。この島に「風の舞」 高見順賞受賞の詩人。
          詩集20冊出版、『塔和子詩集』三冊に全詩を収める。
 ⑦島木健作…札幌出身。木田郡三木町に移住、農民運動に参加、治安維持法
          検挙。この頃書いた『生活の探求』を出版、第二回北村透谷賞受賞。