早苗塚の裏面(170年前)

 
  早苗とる手もとやむかししのぶ摺   はせを(芭蕉)
 
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   今日は天気も良く、午前中に撮影できて、碑陰(裏面)がよく読めた。
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   先人帯河文魚也者埋翁 
   短冊立此碑焉暦年既・・
   将顛頽乃・社友再修之
    肯性天保十龍次     施主 百泉  鶯居
    己亥年十月上院         木丈  ・ ・
                        杜麦    ・ ・ 
 
本来「奥の細道」で詠まれた句。香川県には訪れていないが、観音寺の俳人小西帯河の家に芭蕉の直筆短冊を保存していた。一茶の師である二六庵竹阿がこの地に逗留した際、貴重なものだからということで、芭蕉句碑として建立させたものである。
 創建は安永4年(1775年)、再修は天保10年(1839年)
やがて、一茶もこの地に師の旅した跡を辿り、専念寺にしばらく逗留する。
一茶が芭蕉のこの「早苗塚」を必ず見たはずだと思うと、限りなく懐古の情に誘われる。