清貧に甘んず歌10首

        呟き観念歌10首

 清貧に甘んずといふ自虐性時には捨てて今確信す

 生き方の肯じられぬ隣人を無視せむとすれどやはり気になる

 欲得に生きる現実的な人我には無縁な者とみるなり

 自分さへよければといふ亡者居てそれも人間と呼ばねばならぬか

  DNA遺すのみなる営みの人にはあらぬ人多く居て

 世の中の陰に隠れて人ため尽くしている人知るや知らずや

 他人より自分大切ものなれどその我がままを捨てねばならぬ

 まさかの時その人間の本性が見えてくるなり用心したまへ

 褒められも腐されもせず信念のままに生きたい自己忠実に

 精神の高さを保ち人の世の底辺にありて静かに生きたし
 
 
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