やはり芭蕉「年の暮れ」句

       
      やはり【芭蕉】  「年の暮れ」句       

 年暮れぬ笠きて草履はきながら  (芭蕉野ざらし紀行」)

 月雪とのさばりけらしとしの昏  (芭蕉「続虚栗」)

 わすれ草菜飯に摘まん年の暮  (芭蕉 「江戸蛇之鮓」

 めでたき人のかずにも入む老のくれ  (芭蕉「栞集」)

 旧里や臍の緒に泣としの暮  (芭蕉笈の小文」)

 ともかくもあなた任せのとしの暮  (一茶「おらが春」)

  年の瀬や水の流れと人の身は(其角)
       明日待たるるその宝船(大高源吾)