琴弾八幡宮誌
琴弾八幡宮(ことひきはちまんぐう)は、香川県観音寺市の琴弾山の最も高い山頂部にある神社である。旧社格は県社。三角点(58.3メートル)は別の峰にある。麓に随心門があり378段の参道があるが、一方通行のドライブウエイがあり車で頂上まで行ける。その麓には神幸殿や数々の摂社や広い広場があり秋祭りのときは町内の太鼓台が集結する。
社伝では、大宝3年(703年)3月、琴弾山で修行していた日証上人が八幡大菩薩の乗った船が近くに漂着したのを見つけ、里人とともに船を山頂に運び祀ったのに始まると伝える。そのとき、船の中から琴の音がしていたことから「琴弾」の社名がある。同時に当社の神宮寺として、後に第69番札所観音寺となる神宮寺を建立した。
頼朝は1千貫文の土地を寄進した。