2015-12-27 風の碑⑩⑪観一校庭碑 郷土文化財 #その他文化活動 風の碑⑩⑪観一校庭碑 風の碑⑩ 森川義信詩碑「勾配」 母校三中(現、観一)校庭 本物の詩碑は粟井町の実家前に建てられている。 非望のきはみ 非望のいのち はげしく一つのものに向かって 誰がこの階段をおりていったのか 時空をこえて屹立する地平をのぞんで そこに立てば かきむしるように悲風はつんざき 季節はすでに終わりであった たかだかと欲望の精神に はたして時は 噴水や花を象眼し 光彩の地平をもちあげたか 清純なものばかりを打ちくだいて なにゆゑにここまで来たのか だがみよ きびしく勾配に根をささへ ふとした流れの凹みから雑草のかげから いくつもの道ははじまってゐるのだ 風の碑⑪ 大平正芳首相座右の銘「永遠の今」 「一利を興すより一害を除くに如かず」 銅像の傍らにこの言葉を銘記すべきである。