風の碑⑩⑪観一校庭碑

風の碑⑩⑪観一校庭碑
 風の碑⑩ 森川義信詩碑「勾配」 母校三中(現、観一)校庭 
               本物の詩碑は粟井町の実家前に建てられている。
非望のきはみ
  非望のいのち
  はげしく一つのものに向かって
  誰がこの階段をおりていったのか
  時空をこえて屹立する地平をのぞんで
  そこに立てば
  かきむしるように悲風はつんざき
  季節はすでに終わりであった
  たかだかと欲望の精神に
  はたして時は
  噴水や花を象眼
  光彩の地平をもちあげたか
  清純なものばかりを打ちくだいて
  なにゆゑにここまで来たのか
  だがみよ
  きびしく勾配に根をささへ
  ふとした流れの凹みから雑草のかげから
  いくつもの道ははじまってゐるのだ

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風の碑⑪ 大平正芳首相座右の銘「永遠の今」
       「一利を興すより一害を除くに如かず」
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銅像の傍らにこの言葉を銘記すべきである。