観音寺琴弾文学碑めぐり(文化の日)
11月3日(火) 観音寺特別企画 (剣持ガイド)
①石井朝太郎歌碑 琴弾天狗山山頂
動くとも見えぬ白帆の連なりて朝静かなり瀬戸の内海
②弓張月の碑 琴弾山頂付近 史跡碑・案内説明板
白帆鷺の如く滄溟に入る 水愈碧に松愈青し
通年千年客拾うなく 砂浜歴々銭形を見る
④堀野林治歌碑 象ケ鼻
燧灘波路の果ての雲晴れて伊予の高根に雪降れる見ゆ
⑤桃廼家翁碑・辞世 一夜庵西 早苗社主宰者
木下闇暗きをたどる老いの身は法の光ぞたのみなりける
⑥一夜庵〈由来の歌〉 上は立ち中は日暮らし下は夜まで
一夜泊りは下々の下の客
〈辞世の歌〉 宗鑑はどちへと人の問ふならば
ちと用ありてあの世へと言へ
⑦宗鑑句碑 一夜庵登り径 俳句形式の起源
貸し夜着の袖をや霜に橋姫御
⑧興昌寺門柱句碑 月の磴松の影踏む興昌寺 高辻松風
⑨松浦坐石句碑 総持院境内 一夜庵中興二世
暁や水鶏の叩く梦の底
⑩一夜庵道標 三架橋北
北三丁下々の宿あり一夜庵
早苗とる手もとやむかししのぶ摺 はせを
馬琴の友 『弓張月』琴弾の舞台の題材を提供
いつまでと定めぬ仮の世なりせば
常なき風に身は任せけり
⑬一茶句碑 専念寺 『寛政紀行』
元旦やさらに旅宿と思ほへず