2015-01-25 尿前の関 俳聖・芭蕉 #俳句、川柳 松尾芭蕉『奥の細道』より「尿前の関」 小黒崎・みづの小島を過て、なるごの湯より尿前の関にかゝりて、出羽の国に越んとす。此路旅人稀なる所なれば、関守にあやしめられて、漸として関をこす。大山をのぼつて日既暮ければ、封人の家を見かけて舎を求む。 蚤虱馬の尿する枕元 はせを 「芭蕉は枕元で馬が尿(ばり)するのさえ 風流なことと見立て句にした」と、夏目漱石の「草枕」にも登場する。