土筆の俳句・短歌

      よく見れば 土筆群生 予讃線   雅舟
 
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真福田が袴よそふかつくづくし
『今昔物語』に出てくる真福田丸は小童で
仏道修行に出るとき袴を縫ってくれた。
 見送りの先に立ちけりつくづくし
(内藤丈草) 
 
 つくづくしここらに寺の趾もあり
(加賀千代女)
 
くれなゐの梅ちるなべに 故郷につくしつみにし春し思ほゆ (正岡子規)   
  
つくしつくしもえももえずも 大形の小松が下に行きてかも見む (長塚節)  
  
金色のいとかすかなるものなれど人土筆摘むみづうみの岸 (与謝野晶子)
 
 
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         この先の終着駅は宇和島です    雅舟