2014-03-26 同行二人 #宗教 どうぎょうににん【同行二人】 四国巡礼の遍路などがその被る笠に書きつける語。 【弘法大師】(お大師さん)と共に【行(ぎょう)】をするという意。 芭蕉『笈の小文』の同行二人」は、弘法大師に限定されない。 「乾坤無住 同行二人」…天地の間、安住する場所はどこにもない。ただ【仏】とともに二人で修行を続けるという意。 巡礼・行脚僧が笠に書き付けた決まり文句。 ここでは「二人」は芭蕉と万菊丸(杜国)を指す。 よし野にて桜見せうぞ桧の木笠 芭蕉は同行のわらべらしき名の万菊丸を自分の笠のうちに「落書」する。 「門出のたはぶれ事」であると記している。