2014-01-11 一夜庵の歌に異説あり 俳祖・宗鑑 #俳句、川柳 上は立ち中は日ぐらし下は夜まで一夜泊まりは下々の下の客 上掲の歌が「一夜庵」の名の由縁であるというのが通説である。 ところが、岩波文庫『芭蕉連句集』(中村俊定・萩原恭男校注)によれば、 「洗足に」の歌仙の詞書に「二日とまりし宗鑑が客」と記している。 更に、脚注で「上は来ず中は日がへり下はとまり二日とまりは下下の下の客」 の額を掲げたとの逸話による。