母校に校舎なけれど「志」のみありて十分

 
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    箱モノは要らない。母校を愛する「志」だけで充分。
      我らに燃ゆる【希望】あり
      我らに高き【矜持】あり
      我らに重き【使命】あり
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 「希望」「矜持」「使命」の集約として【志】が導き出されるが、この一語を用いて、
【志の文学】を志向することは、高橋和巳の原郷(母校)に無縁のことではあるまい。
 僻陬の地、四国讃岐の西端にあっても、大器晩成のひそかなる【志】を持ち、内なる自己を練磨する精神の高さ、重厚さは伝統として存続していることを確信している。      我が母校の樟樹永久亭々と百年を超え天に伸びゆく 
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