カマキリが…

  「早苗とる手もとやむかし志のぶ摺」の俳句を慕ってか、カマキリが夜
   書斎に忍び込んできた。いつも今頃、卵を産むためか、部屋の中に
   伝統を求めてやって来る。ふと、芭蕉はカマキリを詠んだであろうか、
   と思ってみる。
  
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