放哉、この一句「灯をともし来る女の瞳」

 
イメージ 1
     井上憙齎
本名:井上喜文 1936年島根県生まれ。愛知県立工業高校図案科卒業。全国学生ポスターコンクール第一位(高校の部)後に二科展奨励賞・特選受賞(元 会友)陶芸家加藤唐九郎を描く。唐九郎師を通じて水墨画の優位性を説き勧められる。二科会退会、水墨画に転向。芥子園画伝を嚢中に四国行脚、画道遍路に旅立つ。
小豆島にて自由律の俳人、尾崎放哉・山頭火の句に共鳴し、放哉終焉の地 西光寺に籠り句を絵画化し、日仏現代美術展に出品、受賞。授賞式に渡仏。ヨーロッパ各地を放浪し帰朝後、文豪、中河与一氏と運命的に出会い、その著、偶然論、非合理の美学、絵画論に衝撃を受ける。