准看最終授業は「火垂るの墓」
文学の中の看護
~かけがえのない存在~
看護婦は、肉親の死に接しても、泣けないのではないか、と言われることがあります。 … 小説『火垂るの墓』を通して、一人ひとりの存在の重さを考えてみたいと思います。
兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に、親を亡くした幼い兄妹が終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとするが、その思いも叶わず悲劇的な死を迎えていく姿を描いた小説。野坂独特の饒舌かつ粘っこくて緻密な文体に加え、本作のベースとなった戦時下での妹との死別という実体験や情念も盛り込まれ、独特の世界観と感慨を読者に与える。
テーマ [人間の死と看護婦] その人の死を悼む
死で知る人の存在の重さ…
この作品の清太から学ぶことは多い…
☆看護婦が患者にせずにはおられない姿勢になるような実習や勤務が最も大切であろう。 感性豊かな看護師になってください。(この作品は昔のまま看護婦になっていますので、そのままにしておきます)
一時間かけて輪読。毎年夏にアニメ映画をテレビでしているので、学生みんな知っていたのには、驚いた。 それでも、あらためて活字で読んでよかったと言ってくれた。「先生、自転車は危ないですから、気を付けてくださいよ」と言ってくれて、嬉しくなった。